心技体理学

心を養い、技を磨き、身体を鍛え、理論に基づき常に建学の精神で全うする。
昔から「心技体」の一体が重要とされてきたスポーツの世界。それらに「理」を加え、心と技と体と理論の一体化を理想としたのが松本第一高校のカリキュラムです。サイエンティフィックに学ぶことにより、各自が持っている能力を最大限に活かすことを目標とします。
カリキュラム構成
本校強化指定競技、それぞれの種目を専門的に学び、より高いパフォーマンスの発揮を目指す
一般教科も開講し授業の充実化を図り、また専門教科では「スポーツ理論」と位置付け、2年次に「スポーツ医科学論」、「ウェイトトレーニング実践論」、「フィジカル・コンディショニング論(テーピング実習含む)」と選手のパフォーマンス向上につながる授業を展開しています。3年次は選手としての自覚を育み、将来像を見据えての「スポーツコーチング論」を学習します。
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スポーツ医科学論
人体の構造を学ぶ機能解剖学。障害の予防やリハビリテーションについて学ぶスポーツ医学。効率的なトレーニング方法を講義によって学習していくトレーニング論。これらのスポーツに関する幅広い知識を身に付け、パフォーマンスの向上にもつなげていきます。
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ウェイトトレーニング実践論
マシーン、フリーウェイと、ダンベル、自体重等を使って化学的な見地から効率よく筋力トレーニングを行います。基本的な動作作りから負荷の高い応用のトレーニングまで、身体の発達の状態に合わせて段階的なトレーニングを実習形式で行います。
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フィジカル・コンディショニング論
自分の身体の能力をより向上させていく方法と、自分の身体の状態をよりベストに近づけていく方法を学び、試合においてより良いパフォーマンスが発揮できるよう体の動かし方について理論的に学習していきます。テーピングの巻き方を学ぶ実習も行います。
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スポーツコーチング論
将来、コーチや教員、インストラクター等スポーツを教える立場で活躍する人材を養成する為に指導法を学びます。一般的な指導理論から生徒がコーチ役になり練習計画を立て、実習形式で行う指導実践を通して、教えることの楽しさや難しさを体験します。
強化指定競技
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男子 柔道
県内最多優勝、長野県男子では初となる国際大会優勝者・国際大会出場者・全国高校総体優勝者・北信越団体優勝を誇ります。毎年の入部してくれる生徒は個人差があり基本の練習から応用・発展まで幅広く細かい指導を心がけています。目先に勝利のみではなく将来のことも考えた指導を行っています。また、日本国内だけではなく海外にも通用する選手、卒業後も大学、社会人になっても負けない強い心を持った選手の育成に全力を尽くしています。
総監督:津金武寿先生
監督:津金謙太先生
柔道部について -
男女 空手道
初心者、経験者を問わず、それぞれの個性に応じた練習方法を作成し、各自が具体的に設定した目標達成を目指して練習に取り組んでいます。空手は基本的に個人競技ですが、団体戦は個人競技の積み重ねによって成る個々の力の集合体です。一人ひとりが力を作り上げ、最終的に和をもったチームワークを結成し、勝利へとつなげます。チームの合い言葉は「仲間づくりから始めよう!」。日本一を目指すにふさわしい練習体系と練習環境が整っています。
監督:新井悟先生、藤原諒先生
コーチ:北原逸城先生、相川夏凛先生
空手道部について -
男子 硬式野球
「歴史を変える挑戦」をテーマに、創部初の甲子園出場を目標とし日々の練習に取り組んでいます。これまであと一歩という悔しい経験を何度もしてきました。数々の先輩方の努力により築いてきた歴史を継承し、新たな1ページを刻めるようチーム一丸となって頑張っていきます。また、野球で学び社会に役立つ人間になることを理念に掲げ、人間的成長と技術力向上のダブルゴールを目指しています。日頃から挨拶・礼儀、整理整頓などを大切にし、地域の清掃活動も定期的におこなっています。野球を通じ、卒業後も活躍できる人材育成に取り組んでいきます。
部長:佐々木良輔先生
監督:田中健太先生
硬式野球部について -
男子 サッカー
「応援されるチーム・選手に」という理念のもと、サッカーを通じた人間形成、創部初の全国大会を目指して活動しています。サッカーを通じて地域の方々との交流やサッカー以外の経験をする中でも人としての成長を目指します。人間形成の3本柱の1つとして「一期一会」を掲げ、人との縁を大切に、今の仲間を大切に、今この瞬間の出来事を後悔なく生きられるよう、日常生活や日々の練習を真剣に取り組んでいます。私たちは日々失敗を恐れず挑戦する姿を尊重し、その経験の積み重ねにより卒業後も社会に貢献できる人材を育てます。それが全国大会出場という新たな歴史を築くことに繋がると信じ取り組んでいます。
監督:小林誠先生
コーチ:丸山寛太先生
サッカー部について -
男子 バスケットボール
バスケットボールを通じて、「人として成長すること」「競技力向上」「学力向上」の3つのゴールを目指して活動しています。チームの目標としては、「全国大会の舞台で活躍できるチーム」を目指しており、そこで大切にしていることは「毎日成長すること」です。高校生だからこそ、たくさん悩んだり、たくさん考えたりして成長すると思うのですが、その成長のきっかけを与えることで、毎日試行錯誤を繰り返し成長できると思っています。なりたい自分になるための部活動を目指し、日頃から応援してくださっているすべての方々に感謝の気持ちを持ちながら、「全国大会」を目指し活動して参りたいと思います。
コーチ:志尾本拓人先生
男子バスケットボール部について
過去5年間の進路実績(本校強化指定競技)
進学
- 長野大学 環境ツーリズム学部(サッカー部)
- 都留文科大学 教養学部(野球部)
- 同志社大学 商学部 (サッカー部)
- 法政大学 文学部 (野球部)
- 中央大学 法学部 (柔道部)/経済学部 (サッカー部)/理学部 (柔道部)
- 駒澤大学 経済学部 (野球部・バスケットボール部)/法学部(柔道部)
- 専修大学 経済学部 (サッカー部)
- 名城大学 法学部 (バスケットボール部)
- 日本体育大学 保健医療(空手部)/スポーツ文化(柔道部)/体育学部(柔道部)
- 帝京大学 教育学部(空手部)
- 国士館大学 経済学部 (野球部)/体育学部 (バスケットボール部・柔道部)
- 上武大学 ビジネス情報学部 (バスケットボール部)
- 防衛大学校 理工学部(空手部)
- 信州大学 工学部 (サッカー部)
- 金沢大学 理工学域 (バスケットボール部)
- 明治大学 経営学部 (野球部)
- 立命館大学 経済学部 (バスケットボール部)
- 青山学院大学 国際政治経済学部 (野球部)
- 聖マリアンナ医科大学 医学部 (サッカー部)
就職
- セイコーエプソン(株) (野球部)
- 日本郵便(株) (空手部)
- 警視庁 (空手部・柔道部)
- 自衛隊 (空手部・柔道部)
- 神奈川県警(柔道部)
- 刑務官 (柔道部)
- 広域消防署 (バスケットボール部・柔道部)
- 岡谷市役所(野球部)
TOPICS
【ディプロマ・ポリシー】diploma policy ~卒業までに身につける資質・能力~
「心・技・体・理・学」の5文字に込められた精神を全うし、「文武両道『長野県一・日本一』」を目指す
- 理論に基づき、身体を鍛え、技を磨き、心を養い、常に建学の精神で全うすることにより人間力を育成します。
- 「文武両道『長野県一・日本一』」を目指します。
- 上記5文字に込められた精神を全うすることにより、学力、競技力、人間力を伸ばし、自立した個人・選手を育成します。
- 各専門競技において、選手としてより高いレベルで活躍することのできる人材を育成します。
- スポーツの指導者として、スポーツの発展に寄与できる人材を育成します。
- 保健医療分野において、地域の人々の健康に寄与できる人材を育成します。
【カリキュラム・ポリシー】curriculum policy ~学習課程・学習方法・学習内容~
基本理念を具体化し、教育目標を達成するため、一般教科・スポーツ専門教科・専門実習の3分野を設定
- 本校強化指定競技それぞれの専門性を学び、より高いパフォーマンスの発揮が可能となるようにカリキュラムを構成します。
- 一般教科については、習熟度別授業を展開し、個々の学習到達度に合わせて基礎学力の定着から、進学に対応した授業を開講します。
- スポーツ専門教科として、外部の指導者(整形外科医のドクター、トレーニングジムを経営しているフィジカルトレーナー、鍼灸師として開業しているコンディショニングトレーナー)による「スポーツ医科学論」・「ウェイトトレーニング実践論」・「フィジカル・コンディショニング論(テーピング実習含む)」といった、スポーツを多方面から捉え、選手のパフォーマンス向上につながる授業を展開します。
- 実技面では専門指導者による実習が行われ、より専門性に特化した、より効率の良い授業を展開します。
※強化指定5競技の部活動への入部が条件です。
【アドミッション・ポリシー】admission policy ~求めている人材~
本校強化指定競技である5競技に所属し、3年間当該競技を継続し、スポーツをより深く学ぶ意欲のある人
- 何事においても、協調性を持って取り組むことのできる人
- 高い競技力を持ち、スポーツ分野において将来活躍することを目指す人
- 健康および体力の増進と、運動技能の向上を目指す人
- スポーツと教養を通じて、社会貢献を目指す人