
「好きな自分」を深める。「好きな自分」が広がる。
様々な学びがクロスオーバーする系統

総合学術系統は、多様な学びや問いがクロスオーバーする系統です。
今社会は、多種多様な価値観が林立しながらも共生していく時代を迎えています。総合学術系統では、勉強はもちろん、部活や生徒会活動、地域との関わり、ディスカッションやプレゼンテーション、コミュニケーション能力など、幅広い分野をクロスオーバーさせながら問いかけ探究し学ぶことで、物事を大局的にかつバランス良く考察できるできる人間を育成していきたいと考えています。
※スポーツサイエンスコース5競技以外の部活動が可能です。
学びのポイント
- 「学問」の実践
「学問」の実践。知識から正解を素早く出すことよりも、解決すべき課題を発見する力や、絶えず物事を問いかけながら学び続ける強い意志、周りの人との協働により課題解決の道すじを切り拓き、真実に向かってにじり寄っていくスキルを身につけます。 - 基礎学力の定着
堅固な土台を固めなければ、壮大な建物が築かれることはありません。建築の分野では土台作りは基礎工事とも呼ばれます。まずは3教科(英語、数学、国語)について、充分な学習時間を確保をし、通常授業はもちろん、放課後や長期休業中の補習など、義務教育の学び直しも含め、きめ細かく、手厚いサポート体制を整えます。 - 自己肯定感の持てる人間育成
人間にとって最も幸せだと感じることは、他人から自分が必要とされていることを実感できることではないでしょうか。他人から認められるために必要なことは「自分自身を認められること。」です。これを「自己肯定感」と呼びます。さあ、あなたは自分に自信がありますか?松本第一高校は、「好きな自分」を発見する場を皆さんに提供します。
学びのフィールド
- やはり基本は授業
学ぶべきことを学ぶべきときに学ぶ。やはりこれが大切なこと。基本的な学力は、その教科書や教科の中だけにとどまらず、社会を展望する上でやはりなくてはならないものです。真面目で落ち着いた環境で学べるのが松本第一高校の長所。質の高い授業を展開し、生徒が主体的に学べる環境を整えます。 - 自己表現力の育成
グローバル社会と言われてすでに久しい現代でありますが、国や文化、人種や宗教を越えたボーダレスな時代を生き抜くために必要な力の一つに「自己表現能力」と「コミュニケーション能力」があります。総合学術系統では、これらのスキルを磨くためのカリキュラムを充実させています。 - キャリア教育
また、キャリア教育にも力を入れ、生徒達に望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせ、同時に自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てることをその目的としています。これは言い換えれば「学業と社会との接続と形成」だとも言えます。生徒が、どんな社会でもたくましく生き抜けるよう、生涯にわたって、主体的に学び続けるスキルを身につけさせることを重要視しています。この力は、これからの社会の課題を解決する人材を育成することにつながると考えています。 - 課外活動
学生の本分はもちろん「勉強」。しかし、生徒会、部活動、ボランティア、地域活動など様々な活動やイベントに積極的にチャレンジし、充実した高校生活を応援しています。 - 体験学習
実践的なフィールドワークや実験、ボランティアなどの活動をカリキュラムを組み入れ、授業で学んだことを、現場で実証し実感することで、「学び」を「生きた学び」へと昇華させます。
哲学者ニーチェは言いました。
「軽蔑すべき者を敵として選ぶな。汝の敵について誇りを感じなければならない。」
人間は、誰もが自己中心的であり利己主義から抜け出せない生き物です。そのような我々にとって「違い」というものは、自分自身を危険にさらすがゆえに、最も避けたく、批判したく、排除したくなるものです。「いじめ」もその1つの表れ。
総合術系統は、部活動・生徒会活動など課外活動などへの積極的な取り組みを促し、多くの人間がぶつかり合うことで、お互いの「違い」を批判し排除するのではなく、「違い」の先の奥深いところにあるお互いが共有できるものを発見していきます。「価値観の違い」は、自分を危険にさらすのではなく、それこそが自らを成長させる原動力になるということを実感してほしいのです。泥だらけの野菜は、きれいな水の中でごんごんとぶつかり合うことで磨かれ美しくなります。それぞれの持つ個性が、恵まれた学びの場の中でごんごんとぶつかり合うことで、それぞれの個性が洗練され磨かれ、美しい人間性を有する生徒の成長を実現します。そして、それは現代の社会に適応できる「生きる力」の習得に繋がります。
カリキュラム
平 日 |
ク ラ ス 授 業 |
1年 | 単 位 数 |
ク ラ ス 授 業 |
2年 | 単 位 数 |
ク ラ ス 授 業 |
3年 | 単 位 数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国語総合 現文 |
1 | 現代文B | 1 | 現代文B | 1 | ||||
2 | 2 | 2 | |||||||
3 | 3 | 3 | |||||||
国語総合 古典 |
4 | 古典B | 4 | 古典B | 4 | ||||
5 | 5 | 5 | |||||||
世界史A | 6 | 日本史A | 6 | 現代社会 | 6 | ||||
7 | 7 | 7 | |||||||
体育 | 8 | 体育 | 8 | 体育 | 8 | ||||
9 | 9 | 9 | |||||||
保健 | 10 | 保健 | 10 | 10 | |||||
コミュニケーション 英語I |
11 | コミュニケーション 英語II |
11 | コミュニケーション 英語II |
11 | ||||
12 | 12 | 12 | |||||||
13 | 13 | 13 | |||||||
英語表現I | 14 | 英語表現II | 14 | 英語表現II | 14 | ||||
15 | 15 | 15 | |||||||
家庭基礎 | 16 | 社会と情報 | 16 | 16 | |||||
17 | LHR | 17 | LHR | 17 | |||||
社会と情報 | 18 | コ ー ス 別 授 業 |
数学II | 18 | コ ー ス 別 授 業 |
☆特別数学 (数学IA) |
18 | ||
LHR | 19 | 19 | 19 | ||||||
コ ー ス 別 授 業 |
数学I | 20 | 20 | ☆特別理科 (生物基礎・化学基礎) |
20 | ||||
21 | 21 | 21 | |||||||
22 | 22 | 日本史B または 世界史B |
22 | ||||||
数学A | 23 | 地学基礎 | 23 | 23 | |||||
24 | 24 | 24 | |||||||
化学基礎 | 25 | 総合英語 | 25 | 25 | |||||
26 | 26 | 英語理解 | 26 | ||||||
生物基礎 | 27 | 政治・経済 | 27 | 27 | |||||
28 | 28 | 28 | |||||||
選 択 授 業 |
芸術選択 音楽I 美術I 書道I |
29 | ☆礼法 | 29 | 情報の科学 | 29 | |||
30 | 30 | 30 | |||||||
土 曜 日 |
総合的な探求の時間 | 31 | 総合的な探求の時間 | 31 | 総合的な探求の時間 | 31 | |||
32 | 32 | 32 |
☆は学校設定科目
学術探究コース総合学術系統の3ポリシー
【ディプロマ・ポリシー】diploma policy ~卒業までに身につける資質・能力~
◎理系の基礎に加え、特に文系分野を「知の学術」として学び「思考力を伸ばす」
- 文系の中でも自らの得意分野を伸ばし、個々の進路希望を実現します。
- 物事の現象の理路を整理しながら思考し、解の得にくい課題に対し「自分なりの解」、「その集団での納得解」を導き出す能力を磨きます。
【カリキュラム・ポリシー】curriculum policy ~学習課程・学習方法・学習内容~
◎特に文系科目を学術として横断的に学ぶカリキュラム
- ディプロマ・ポリシーに基づき、総合学習を重視します。
- 1年時のみ月に2回の土曜日授業を行います。
- 7限授業は3年間設けていません。
【アドミッション・ポリシー】admission policy ~求めている人材~
◎「協働力」の意味を理解し、その素養・素質を持っている人
- 仲間を思いやり、多様な価値観を単に排除または批判するのではなく、深く考え理解し、寛容な心を持って認め、または許し、それらを受け容れることの出来る人
- 中学校において学級活動、生徒会活動、部活動等にも積極的に参加し、高校入学後も継続し活動の意志を持ち、主体的に物事を考え自ら行動できる自主自律の精神を高めようとする人
※強化指定5競技以外の部活動に入部できます。