10月16日(木)に平和教育集会が行われました。「わだつみのこえ戦後80年の会」の代表である塩野英雄校長先生と事務局長である英語科の林直史先生よりお話をいただきました。22歳という若さで戦死した池田町出身の特攻隊員上原良司さんのエピソードに触れ、全校生徒が平和について考えました。上原さんは軍国主義国家の中でも人間性を大切にする自由主義を貫かれました。本校の初代創立者植原悦二郎先生が政治家でありながら戦争反対を訴え続けた姿勢と通じるものがあります。
後半にはこの夏シンポジウムに参加した赤羽颯さん、田中那知さん、丸山拓哉さん、鮎澤采巴凡さん、園原実桜さんによる発表も行われました。身近な戦争遺跡について調べたことや上原良司さんについて調べたことを発表してくれました。また、日本は原爆の被害国であるが、捕虜を虐待した加害国の面もあることを忘れないように、二度と戦争を起こしてはいけない、と全校生徒に呼びかけました。
最後に校長先生が紹介された上原良司さんの遺言が歌詞になった歌を全校で聴きました。上原良司さんについて知れたからこそ心に響き、感じるものが大きかったのではないでしょうか。これからも平和について考えていく生徒たちであって欲しいと願います。
林先生の講話
わだつみの会に参加した5名の生徒の発表